6月初旬、国立新美術館で開催されている「オルセー美術館展2010」に行ってきました。

空前絶後の世界巡回展。。
モネ・セザンヌ・ゴッホ・ゴーギャン・ルソー。。
「これらの絵画がまとめてフランスを離れることは2度とない」といわれる過去最大規模の展覧会。
この時とばかり、画廊をしている叔母に御願いして一緒にお出かけしてきました。
叔母の解説付きの。。。とっても贅沢な時間でした☆
10年以上前に訪れたオルセー美術館。
セーヌ川左岸に建つそれは石造りの壮麗で歴史を感じさせる重厚な外観、一歩中に入るとその外観からはとは違いモダンなデザイン、近代的な内装でそのギャップに驚いたのを思い出します。
当時は、素晴らしい絵のコレクションの数々と中世の宮殿の様な風格に、ただただ感動し圧倒されてふわふわと時間を過ごしてしまったように思います。
それから10数年。。また再会することができました。
時の流れはこんなにも感じ方を変えるのかと、年を重ねてたくさんの人に出会ったり、さまざまな経験をしたからなのでしょうか。。。
ゴッホの「星降る夜」 空の緑がかった青と水面のロイヤルブルー、大地の藤色を当時はしっかり見極めることができたかしら?ガス灯の光と星の光、反射光の色の違いにこんなにも感動したかしら?
モネの「睡蓮の池」 とても感動した事は忘れていません。モネ自身の家に隣接する広大な土地を購入して池の造成に情熱を注いだことはあまりにも有名でしたし。
でももっと気持を奪われるものを今回、見つけました。
「ロンドン国会議事堂 霧の中に差す陽光」 その幻想的な筆致に言葉に表せない感覚。。
そんな感動を覚えながら、オルセー美術館の歴史を叔母から知りました。
セーヌ川左岸。パリ7区アナトールフランス河岸にオルセーは建ち、橋を渡って対岸にはルーヴル、オランジェリー美術館。
そんな美術ファンにはたまらない場所に位置しているオルセー美術館。
開館は1986年ですが、建物は1900年パリ万博の開催に合わせ、オルセー駅として誕生していたこと。
その駅舎を鉄道会社が、パリ市民に対してセーヌ川の景観を損なわないよう配慮し、壮麗な建築物を多く手掛けた大物建築家を起用したこと。
駅舎としての役割を終え取り壊しの計画が持ち上がったとき、古きよきパリの面影を残すこの歴史的建造物を守ろうと市民たちが立ち上がり政治家・大統領を巻き込み、廃駅同然だった建物を美術館として生まれ変わらしたこと。。。
内と外の見た目のギャップは駅舎のたどったそんな運命があったからだと。
なんてロマンのある美術館なのでしょう。。
現在改装中で壁の色にも工夫をしたり、展示方法も変えたりと見せることにこだわりを考えているそう。
また将来、セーヌ川左岸に足を運べたら。。それは幸せなことになりそうです☆
